February 01, 2006
原題:うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
(日本 1984年)
監督: 押井守
演出: 西村純二
製作: 多賀英典
企画: 落合茂一
原作: 高橋留美子
脚本: 押井守
撮影監督: 若菜章夫
特殊効果: さいとうたけし
美術監督: 小林七郎
美術設定: 小林七郎
森山ゆうじ
編集: 森田清次
坂本雅紀
宮内希美子
河野淳子[編集]
詩: 三浦徳子[作詞]
編曲: 清水信之
音楽: 星勝
音楽監督: 早川裕
キャラクターデザイン: やまざきかずお
タイトルデザイン: 杉澤英樹
音響監督: 斯波重治
歌: 松谷祐子
曲: 松田良
作画監督: 森山ゆうじ
声の出演: 平野文 ラム
古川登志夫 あたる
神谷明 面堂
杉山佳寿子 テン
島津冴子 しのぶ
鷲尾真知子 サクラ
田中真弓 竜之介
千葉繁 メガネ
村山明 パーマ
野村信次 カクガリ
二又一成 チビ
緒方賢一 あたるの父
佐久間なつみ あたるの母
池水通洋 [オンセン]先生
安西正弘 竜之介の父
西村知道 校長
永井一郎 錯乱坊
藤岡琢也 夢邪鬼
時間:98分
“友引高校の文化祭前日”がどういうわけか毎日続くことに気付いた瞬間、あたるやラム、面堂やメガネたちレギュラー陣を除き、友引町から人々が姿を消す…。
★★★★★(10点)
これは面白かったな~。面白いだけではなく、とても奥が深い映画ですね。
文化祭前日が毎日繰り返されるという前半がとてもいい。不思議な感覚を味わえます。
夢を見ているのは誰か?を推理するシーンでは、ミステリばりの消去法が使われます。伏線もうまいです。
準備段階でぐずぐずしていたいモラトリアム期の人、いま不幸で夢の中に幸福を求めている逃避型の人、あっという間に青春が過ぎ去ったことを嘆いている人、…などなどにオススメです。
小ネタがこちらで解説されています。
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原題:CURE
(日本 1997年)
監督: 黒沢清
製作: 加藤博之
プロデューサー: 土川勉
下田淳行
企画: 池田哲也
神野智
脚本: 黒沢清
撮影: 喜久村徳章
美術: 丸尾知行
衣装: 古藤博
森田流水
編集: 鈴木歓
音楽: ゲイリー芦屋
音響効果: 丹雄二
助監督: 吉村達矢
出演: 役所広司
萩原聖人
うじきつよし
中川安奈
螢雪次朗
洞口依子
でんでん
大杉漣
戸田昌宏
大鷹明良
河東燈士
春木みさよ
田中哲司
医科大の精神科の学生だった萩原聖人扮する青年が、催眠術を使って偶然出会った人々の心の奥に潜む狂気を呼び覚まし、次々と殺人を教唆(きょうさ)していく。役所広司扮する刑事は事件を追っていくうちに、自らが抱える不満を表出していき、皮肉にも癒されていく。
★★★☆(7点)
タイトルは、ストレスの原因である人物を殺すことが「CURE」になるという意味でしょう。
間宮がめっちゃむかつきます。
オチが効いた、よくできたサスペンスだと思います。
この映画そのものが怖いというよりも、見終わったあとで、自分が怖くなる、そんな映画ですね。
むむむ…、観てからだいぶ経っているので印象が薄れているな。
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January 26, 2006
製作年:1989年
監督: 押井守
演出: 澤井幸次
プロデューサー: 鵜之沢伸
真木太郎
久保真
企画: ヘッドギア
原作: ヘッドギア
原案: ゆうきまさみ
脚本: 伊藤和典
撮影監督: 吉田光伸
美術監督: 小倉宏昌
編集: 森田編集室
音楽: 川井憲次 Kawai Kenji
キャラクターデザイン: 高田明美
メカニックデザイン: 出渕裕
メカニックデザイン協力: 河森正治
佐山善則
幡池裕行
音響監督: 斯波重治
作画監督: 黄瀬和哉
制作: スタジオ・ディーン
声の出演: 古川登志夫 篠原遊馬
冨永みーな 泉野明
大林隆介 後藤喜一
榊原良子 南雲しのぶ
井上瑶 香貫花クランシー
池水通洋 太田功
二又一成 進士幹泰
郷里大輔 山崎ひろみ
千葉繁 シバシゲオ
阪脩 榊清太郎
辻村真人 実山
西村知道 松井刑事
小島敏彦 海法部長
小川真司 福島
辻谷耕史 片岡
平井隆博 指揮官
時間:98分
押井守監督の人気アニメ「機動警察パトレイバー」の劇場版第1作。自衛隊試作レイバーが無人のまま暴走する事故が発生。警視庁特車二課はコンピュータウイルスを仕掛けた犯人を追う。劇場公開版とサウンドリニューアル版の2種類の音声を収録した廉価版。
★★★☆(7点)
パトレイバーってそういえば、昔見てました。確かWOWOWで夕方やってて、それを飯食いながら見ていた。
あんまり覚えちゃいないのですが、ああこういう雰囲気だったなあと作品にすんなり入り込めた。
東京でレイバーの暴走が相次ぐ。警視庁特車二課は独自にその事件を調査する。次第に明らかになるのは、狂気にとり憑かれた一人の天才の悪意。
この作品のミソは、事件の黒幕が冒頭で死んでいることだろう。特車二課はいわば"彼"の仕掛けた時限爆弾を解除するために奔走する。改めて冒頭を見返してみると、完璧な計画にほくそえみながら身を投げる"彼"にものすごく黒いものを感じさせられる。
エンタメとして非常に良くできた作品です。しかしエンタメ以上のものではない、とも一方で感じました。
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January 22, 2006
原題:DONNIE DARKO
(2001年 アメリカ)
監督: リチャード・ケリー Richard Kelly
製作: ショーン・マッキトリック
アダム・フィールズ Adam Fields
製作総指揮: ドリュー・バリモア Drew Barrymore
ナンシー・ジュヴォネン Nancy Juvonen
ケイシー・ラ・スカラ Casey La Scala
ハント・ロウリー Hunt Lowry
アーロン・ライダー Aaron Ryder
ウィリアム・タイラー William Tyrer
脚本: リチャード・ケリー Richard Kelly
撮影: スティーヴン・B・ポスター Steven B. Poster
音楽: マイケル・アンドリュース Michael Andrews
出演: ジェイク・ギレンホール Jake Gyllenhaal
ジェナ・マローン Jena Malone
メアリー・マクドネル Mary McDonnell
ドリュー・バリモア Drew Barrymore
パトリック・スウェイジ Patrick Swayze
ホームズ・オズボーン Holmes Osborne
キャサリン・ロス Katharine Ross
ノア・ワイリー Noah Wyl
ベス・グラント Beth Grant
マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal
デイヴィー・チェイス Daveigh Chase
ジェームズ・デュヴァル James Duval
スチュアート・ストーン Stuart Stone
ゲイリー・ランディ Gary Lundy
時間:113分
★★★(6点)
よくわからない映画だったという印象しか残っていません(^^;)。
途中までは良かったんですが。
どんな解釈もどん詰まりになるように仕込んであるのではないか、意味深にしているだけじゃないか、とどうしても疑ってしまう。もしそうだとすると、あざとい。ミステリ好きとしては、大きく減点せざるを得ない。
青春のある側面をうまく捉えていることは確かです。反抗的になったり、変な妄想をしてみたり。とくに、僕と同じ世代の人は共感するかもしれません。僕の世代はちょうどナイーブな時期に、ノストラダムスの大予言で世界が滅亡すると言われていた。ドニーも「世界の滅亡」を告げられる。そういう意味でドニー的な気分を味わった人は、面白く見れるかもしれない。
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January 20, 2006
原題:BLADE RUNNER
(1992年 アメリカ・香港)
監督: リドリー・スコット Ridley Scott
製作: マイケル・ディーリー Michael Deeley
原作: フィリップ・K・ディック Philip K. Dick
脚本: ハンプトン・ファンチャー Hampton Fancher
デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ David Webb Peoples
撮影: ジョーダン・クローネンウェス Jordan Cronenweth
音楽: ヴァンゲリス Vangelis
出演: ハリソン・フォード Harrison Ford
ルトガー・ハウアー Rutger Hauer
ショーン・ヤング Sean Young
エドワード・ジェームズ・オルモス Edward James Olmos
ダリル・ハンナ Daryl Hannah
ブライオン・ジェームズ Brion James
ジョアンナ・キャシディ Joanna Cassidy
M・エメット・ウォルシュ M. Emmet Walsh
ウィリアム・サンダーソン William Sanderson
ジョセフ・ターケル Joseph Turkel
ジェームズ・ホン James Hong
時間:116分
★★★★(8点)
「最終版」を観た。
意外に奥が深い映画だった。人間よりはるかに優れた能力を持った人造人間(レプリカント)が人間に対して反乱を起こしている未来。かつて反逆したレプリカントを狩る「ブレードランナー」であったデッカードは、4名のレプリカントを始末するように命ぜられる。
ロイの目的がわかると、ものすごく彼が悲しい存在に思えてくる。彼の目的はただひとつで、それがあまりに人間的なのだ。ロイは仲間の死に憤り、涙する。レイチェルに感情があるように、彼にも感情がある。
デッカードがあまり強くないというのも、一般的なアクション映画と違っていてよかった。
ラストのユニコーンの折り紙は、デッカードもまたレプリカントだという意味らしい(『ブレードランナーの未来世紀』参照)。
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January 08, 2006
原題:THE LONG VOYAGE HOME
(1940年 アメリカ)
監督: ジョン・フォード John Ford
製作: ウォルター・ウェンジャー Walter Wanger
原作戯曲: ユージン・オニール Eugene O'Neill
脚本: ダドリー・ニコルズ Dudley Nichols
撮影: グレッグ・トーランド Gregg Toland
音楽: リチャード・ヘイグマン Richard Hageman
出演: ジョン・ウェイン John Wayne
トーマス・ミッチェル Thomas Mitchell
イアン・ハンター Ian Hunter
ウォード・ボンド Ward Bond
バリー・フィッツジェラルド Barry Fitzgerald
ウィルフリッド・ローソン Wilfrid Lawson
ミルドレッド・ナトウィック Mildred Natwick
ジョン・クォーレン John Qualen
アーサー・シールズ Arthur Shields
ジョー・ソーヤー Joe Sawyer
J・M・ケリガン J. M. Kerrigan
時間:105分
★★★★☆(9点)
登場人物たちがしっかりとキャラ立ちして生き生きしています。観ているうちに不思議と愛着が湧いてくるいい奴ばかりです。
スミティがスパイと間違われ捕縛され手紙を読まれるところなどはグッと来ます。
静かな感動が押し寄せてくる良い映画でした。
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原題:IO NON HO PAURA
(2003年 イタリア)
監督: ガブリエレ・サルヴァトレス Gabriele Salvatores
製作: マルコ・キメンツ Marco Chimenz
ジョヴァンニ・スタビリーニ Giovanni Stabilini
マウリツィオ・トッティ Maurizio Totti
リカルド・トッツィ Riccardo Tozzi
原作: ニコロ・アンマニーティ Niccolo Ammaniti
脚本: ニコロ・アンマニーティ Niccolo Ammaniti
フランチェスカ・マルチャーノ Francesca Marciano
撮影: イタロ・ペットリッチョーネ Italo Petriccione
音楽: エツィオ・ボッソ Ezio Bosso
出演: ジョゼッペ・クリスティアーノ Giuseppe Cristiano ミケーレ
マッティーア・ディ・ピエッロ Mattia Di Pierro フィリッポ
アイタナ・サンチェス=ギヨン Aitana Sanchez-Gijon アンナ
ディーノ・アッブレーシャ Dino Abbrescia ピーノ
ディエゴ・アバタントゥオーノ Diego Abatantuono セルジョ
南イタリアの片田舎で起こった“ある事件”の顛末を、幼い少年の瑞々しい感性を通して、ミステリアスかつノスタルジックに綴ったドラマ。1978年。5軒の家からなる小さな村に住む10歳の少年・ミケーレは、ある日遊び場の廃屋で奇妙な穴を発見する。
★★★★(8点)
映像が非常に美しい。
ストーリーはハラハラドキドキの連続です。なにしろミケーレ君は孤立無援で、ある事件に立ち向かっていかなければならない。手に汗握るというか胃がキリキリするというか、ミケーレ君がかわいそうになった。
「どういう終わり方をするんだろう」とやきもきしていると、ラストの笑顔で救われた気分になる。「いや~、よかったよかった」と思いました。
けっこう心臓にくる(ハラハラするという意味で)美しいドラマです。
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January 03, 2006
原題:SOLARIS
(1972年 ソ連)
監督: アンドレイ・タルコフスキー Andrei Tarkovsky
原作: スタニスワフ・レム Stanislaw Lem
脚本: フリードリッヒ・ガレンシュテイン
アンドレイ・タルコフスキー Andrei Tarkovsky
撮影: ワジーム・ユーソフ Vadim Yusov
音楽: エドゥアルド・アルテミエフ Eduard Artemyev
助監督: ラリッサ・タルコフスキー Larisa Tarkovskaya
出演: ナターリヤ・ボンダルチュク Natalya Bondarchuk
ドナタス・バニオニス Donatas Banionis
ユーリ・ヤルヴェット Yuri Yarvet
ニコライ・グリニコ
アナトリー・ソロニーツィン Anatolii Solonitsyn
ウラジスラフ・ドヴォルジェツキー Vladislav Dvorzhetskii
時間:165分
ロシアの伝説的映画監督、アンドレイ・タルコフスキーがスタニスラフ・レフの小説『ソラリスの陽のもとに』を映画化し、綿密に練られたSF大作に仕上げている。ストーリーは宇宙飛行士(ドナタス・バニオニス)による惑星への不気味な航海に沿って展開されるが、その惑星では人間の潜在意識が実体化して現われる。
★★★★★(10点)
SFの皮をかぶったドラマです。
以前書いた記事に付け加えることはありません。
美しいシーンがたくさんあり、抱えるテーマは深遠、しかも多くを語らず提示するのみ、これぞ映画という作品ですね。
タルコフスキーは全作観るつもりです。
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原題:LES QUATRE CENTS COUPS
(1959年 フランス)
監督: フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut
製作: フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut
脚本: フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut
マルセル・ムーシー
撮影: アンリ・ドカエ Henri Decae
音楽: ジャン・コンスタンタン
出演: ジャン=ピエール・レオ Jean-Pierre Leaud
クレール・モーリエ Claire Maurier
アルベール・レミー Albert Remy
ジャン=クロード・ブリアリ Jean-Claude Brialy
ギイ・ドゥコンブル Guy Decomble
時間:97分
原題:LES MISTONS
(1958年 フランス)
監督: フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut
原作: モーリス・ボン
脚本: フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut
台詞: フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut
撮影: ジャン・マリージュ
音楽: モーリス・ルルー Maurice LeRoux
出演: ベルナデット・ラフォン Bernadette Lafont
ジェラール・ブラン Gerard Blain
時間:26分
★★★☆(7点)
「トリュフォーは眠くなる」という教訓を、高校時代得ました。どの作品を見たか忘れましたが、妙な間がすごく眠かったのです。
しかし僕は辛抱強くなりました。いまなら少々退屈な映画でも我慢できます。
この作品もゆったり進んでいきます。おちこぼれの少年が主人公であり、どんどん大変なことになっていきます。
僕もおちこぼれなので、身につまされる部分があり、よかったです。
一番の見所は、「人間洗濯機」でしょう。あんなモノが本当にあったのでしょうか。楽しいのでしょうか。気持ち悪くなるだけだと思うのですが。
「あこがれ」はトリュフォーの脚フェチぶりが早くも表れている佳品です。
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December 30, 2005
今年観た映画のベストをあげてみます。
1、オールドボーイ
2、仕立て屋の恋
3、太陽がいっぱい
4、タクシードライバー
5、惑星ソラリス
6、ブレードランナー
7、勝手にしやがれ
8、生きるべきか死ぬべきか
9、アンダルシアの犬
10、甘い生活
ついでにミステリ系映画のベストも。ミステリとしてみた場合なので、上のとは順位が違ってきます。
ミステリ系映画ベスト
1、シーラ号の謎
2、探偵 スルース
3、オールドボーイ
4、真実の行方
5、12モンキーズ
以上です。
「オールドボーイ」は巷間での評判はやや低いようですが、僕は好きですねえ。
(ネタバレ)動機が弱いという批判が一番多いようですが、愛する人が一人死んだのだったら、15年かけて復讐する人間がいても不思議ではないと思います。むしろ一生かけて復讐してもおかしくない。
あの映画では双方向に復讐がある。オ・デスの復讐とある人物の復讐。その二人の執念がガンガン伝わってくるすごい映画だと思うのです。(ここまで)
ミステリ的にも究極のホワイダニットだと思います。「なぜ15年も監禁したのか?」その答えがまたすごい。
まあ確かに、ああいうのが嫌いな人もいるでしょうね。ひとりで観るべき映画です。
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December 29, 2005
CINEMA IQをやってみた。
結果は……IQ109(´・ω・`)ショボーン
かなり低いほうらしい。観てない映画だと勘で答えるしかないからなあ(言い訳)。
高いと景品が当たるようなので、映画に詳しい人は挑戦してみては。
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原題:WITHOUT A CLUE
(1988年 イギリス)
監督:トム・エバーハード Thom Eberhardt
脚本:ゲイリー・マーフィ Gary Murphy
ラリー・ストロウザー Larry Strawther
撮影:アラン・ヒューム Alan Hume
音楽:ヘンリー・マンシーニ Henry Mancini
出演:マイケル・ケイン Michael Caine
ベン・キングズレー Ben Kingsley
ジェフリー・ジョーンズ Jeffrey Jones
リセット・アンソニー Lysette Anthony
ポール・フリーマン Paul Freeman
ナイジェル・ダヴェンポート Nigel Davenport
パット・キーン
ピーター・クック Peter Cook
ティム・キリック
マシュー・サヴェージ
時間:112分
★★★☆(7点)
なかなか。
設定が面白い。名探偵だったのはワトスンで、ホームズは無能な俳優だった、という。
ホームズのだめっぷりがかなり笑えます。ワトスンがとてもかっこいい。
最後はちょっとしたアクションシーンなどもあって、痛快な娯楽作品になっています。おすすめ。
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原題:LA DOLCE VITA
(1959年 イタリア・フランス)
監督:フェデリコ・フェリーニ Federico Fellini
製作:ジュゼッペ・アマト Giuseppe Amato
アンジェロ・リッツォーリ Angelo Rizzoli
原案:フェデリコ・フェリーニ Federico Fellini
脚本:フェデリコ・フェリーニ Federico Fellini
エンニオ・フライアーノ Ennio Flaiano
トゥリオ・ピネッリ Tullio Pinelli
ブルネッロ・ロンディ Brunello Rondi
撮影:オテッロ・マルテッリ Otello Martelli
音楽:ニーノ・ロータ Nino Rota
出演:マルチェロ・マストロヤンニ Marcello Mastroianni
アニタ・エクバーグ Anita Ekberg
アヌーク・エーメ Anouk Aimee
バーバラ・スティール Barbara Steele
ナディア・グレイ Nadia Gray
ラウラ・ベッティ Laura Betti
イヴォンヌ・フルノー Yvonne Furneaux
マガリ・ノエル Magali Noel
アラン・キュニー Alain Cuny
ニコ Nico
時間:185分
作家を夢見てローマに出てきたものの、今ではしがないゴシップ記者に甘んじているマルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)の遍歴。彼が大富豪の娘(アヌーク・エイメ)と一夜を共にし、帰宅すると同棲相手が自殺未遂。
★★★★★(10点)
マルチェロは生まれつきの遊び人で、やたらもてる。同棲している女から身も心もささげるほど本当に愛されているのに、それに気づかない彼は女遊びを続けます。
しかしマルチェロは意外と芸術的な感性に富んだ人間で、文章も巧みで、教会のパイプオルガンの音色に心を揺さぶられたりします。あるとき彼は友人スタイナーのパーティに出席し、心機一転、生活を変えて作家になろうと志すのですが……。
ストーリーはだいたいこんな感じです。大変よくできたストーリーで、フェリーニの才能を感じさせます。少しシーンが長くてたるかったりしますが。
象徴的なシーンがあり、そこがわかるかで理解の度合いが変わってくるかもしれません。最後のシーンで重要な役割を果たす、天使に似ている少女は、純粋さ清浄さの象徴で、マルチェロに彼女の声が聞こえないのは、彼が今後完全に堕落した生活を続けるだろうことを表しています。(この少女が始めて登場したのは、マルチェロが芸術家としての生活を始めたシーンだったことを思い出すべきです。)「声が届かない」という意味で、このシーンは、スタイナーのパーティに出席していた女性詩人がスタイナーを評した言葉と結び付けて考えるべきでしょう。スタイナーとマルチェロは対極に位置する対です。スタイナーはあまりに気高いために周囲の人間の声が届かない。マルチェロは、それとは逆に、堕落しているから彼女の声を聞き取れないのです。
ある事件に遭遇したマルチェロは夢を捨て去り、どん底にまで到達します。ラスト近くの乱痴気パーティは、異様な迫力に満ちています。
すごい名作だと思います。
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原題:TAXI DRIVER
(1976年 アメリカ)
監督:マーティン・スコセッシ Martin Scorsese
製作:マイケル・フィリップス Michael Phillips
ジュリア・フィリップス Julia Phillips
脚本:ポール・シュレイダー Paul Schrader
撮影:マイケル・チャップマン Michael Chapman
特殊メイク: ディック・スミス Dick Smith
音楽:バーナード・ハーマン Bernard Herrmann
出演:ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro
シビル・シェパード Cybill Shepherd
ピーター・ボイル Peter Boyle
ジョディ・フォスター Jodie Foster
アルバート・ブルックス Albert Brooks
ハーヴェイ・カイテル Harvey Keitel
ジョー・スピネル Joe Spinell
マーティン・スコセッシ Martin Scorsese
ダイアン・アボット Diahnne Abbott
ヴィクター・アルゴ Victor Argo
レオナルド・ハリス Leonard Harris
時間:114分
タクシー運転手のトラビスは、大統領候補の選挙運動員ベッツィに心を惹かれる。だが、デートは失敗。そんな折、トラビスは13歳の売春婦、アイリスと出会い、足を洗うよう説得する。トラビスは使命を感じ、アイリスのいる売春宿に向かったのだが…。
★★★★★(10点)
トラビスがタクシーを運転しているときの、ニューヨークの街並みと音楽がものすごくロマンチックで、これだけでもう10点あげたくなる。
テーマはずばり「孤独」でしょう。トラビスは孤独で純真で馬鹿で正直である。社会を変えたいと望むが、一介のタクシードライバーに何ができるだろう? だが一人の少女なら、救うことができる! そう決意を固めたトラビスが、徐々に逸脱していく。
現実だったらハッピーエンドにはならないと思いますが、まあいいじゃないですか。
デ・ニーロの名演が光ります。
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December 27, 2005
「大人は判ってくれない/あこがれ」「ぼくは怖くない」「果てなき航路」「ブレードランナー」「ドニー・ダーコ」を観た。
「ドニー・ダーコ」は考えれば考えるほど混乱する。
最初は面白く感じたのだけれど、考えていくにつれ、解消しがたい矛盾を抱えているように思えてきた。ネットで巡ってみても、いろいろな解釈があるようだが、どれにも矛盾があるような……。公式解答を見てみたい(あるのかなあ)。
以下ネタバレにつき伏字。
僕が考えたのは、自分の周りの人を不幸にしないために過去へ戻ったという解釈。
疑問点は、1、なぜうさぎフランクが出てきたのか?
2、どのようにして過去へ戻ったか?
3、ドニーの手紙と死神オババの習慣には何か関連があるのか?
あと思想的にも、少し感心しないかな。自分で過去に戻ったとすると、死を選んだことになるだろうけれど、これはかわいそうだと感じた。死ななければならないほど悪い人間とは思えなかった。……この解釈を採るとすると、あまりにも哀しすぎる話だ。
うわ、分かったかも。いま思いついた。
ドニーは、何らかの事情で姉の友人フランク(うさぎの仮装)を目を撃って射殺した(ハロウィンの夜)。
翌朝、逃げている途中で竜巻(?)に巻き込まれ、タイムスリップ。
このときドニーと一緒に、飛行機のジェットエンジンもタイムスリップ。しかしタイムスリップした先は、ドニーより少しあと。
頭を打ってドニーが記憶喪失になる。(←ここからが映画の始まり)
抑圧された記憶がドニーに幻覚を見せる。それがうさぎフランク。
幻覚であるうさぎフランクは未来の記憶をもとにドニーに警告する。
……
……
しかしドニーは結局フランクを殺害してしまう。運命は変えられなかった。
竜巻(?)を見てジェットエンジン事件を理解するドニー。
なぜかふたたびタイムスリップしたドニー(←このへんは謎)。今回は、記憶を失わなかった。喜んで笑う。
……
上のように考えた。
だがまだまだ説明できない謎が残る。
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December 18, 2005
原題:ZERO EFFECT
(1998年 アメリカ)
監督:ジェイク・カスダン Jake Kasdan
製作:ジェイク・カスダン Jake Kasdan
リサ・ヘンソン Lisa Henson
ジャネット・ヤン Janet Yang
製作総指揮: ジム・ベンク Jim Behnke
脚本:ジェイク・カスダン Jake Kasdan
撮影:ビル・ポープ Bill Pope
出演:ビル・プルマン Bill Pullman
ベン・スティラー Ben Stiller
ライアン・オニール Ryan O'Neal
キム・ディケンズ Kim Dickens
アンジェラ・フェザーストーン Angela Featherstone
ヒュー・ロス Hugh Ross
時間:116分
『インデペンデンス・デイ』のビル・プルマンが、すべての神経を仕事に向けるがゆえ世界一とまでいわれる私立探偵を演じる、ハードボイルド・サスペンス。
★★★☆(7点)
自称世界一の名探偵ゼロが相棒の弁護士と脅迫事件を解決するという話です。
このゼロが、明らかにホームズのパロディで、ギター片手に下手なラブソングを歌ったり、麻薬中毒でヘロヘロになっていたり、引きこもりだったり、やたら探偵哲学を振り回したり、初対面の人間の職業を当てたりします。
ホームズもの(またはミステリ全般)のパロディとして観ると、いろんなくすぐりが笑えます。ワトソン役がもう相棒を辞めると言い出してゼロが取り乱したりするところなんか最高です。
ミステリとしては、うまいなあと思わせる部分もありますが、やや矛盾や偶然が感じられる箇所があります。しかしまあいいでしょう。
映画としては、大した作品ではないかもしれませんが、ミステリ好きなら一度見られてみては。ま、暇つぶしに観るくらいがちょうどいい作品ではあります。
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原題:BOWLING FOR COLUMBINE
(2002年 カナダ・アメリカ)
監督: マイケル・ムーア Michael Moore
製作: チャールズ・ビショップ Charles Bishop
ジム・ザーネッキ Jim Czarnecki
マイケル・ドノヴァン Michael Donovan
キャスリーン・グリン Kathleen Glynn
マイケル・ムーア Michael Moore
製作総指揮: ウォルフラム・ティッチー Wolfram Tichy
脚本: マイケル・ムーア Michael Moore
撮影: ブライアン・ダニッツ Brian Danitz
マイケル・マクドノー Michael McDonough
編集: カート・エングフェール Kurt Engfehr
音楽: ジェフ・ギブス Jeff Gibbs
出演: マイケル・ムーア Michael Moore
チャールトン・ヘストン Charlton Heston
マリリン・マンソン Marilyn Manson
マット・ストーン Matt Stone
ジョージ・W・ブッシュ George W. Bush
マイケル・ムーアが、『ロジャー&ミー』や『ザ・ビッグ・ワン』でやったように、アポなし突撃取材で挑んだ優れたドキュメンタリー映画。今回のターゲットは「銃規制」。この主題をとりまくあらゆる論争を巧みに展開、それらの論争を打ち負かしていくが、「他の民主主義国家に比べて、どうしてアメリカ人は互いを殺しあうのか?」という問題の答えはなかなか見つからない。コロンバイン高校銃乱射事件や、ムーアの地元ミシガン州フリントで起きた6歳児の発砲事件にフォーカスを当て、探求は進む。
★★★★(8点)
最初は「銃」、それから「報道」「人種差別」…とマイケル・ムーアの突撃取材はターゲットを次々と変える。論文のように体系だっていないが、むしろ僕はその探究心と行動力に素直に敬服する。
ムーアはインタビューで自分が体系的な思考ができないと白状している。僕は体系的なものは学者頭脳にとって分かりやすいだけだと思っているので、その点は気にならなかった。
むしろ、問題の深い核心を突いていくにしたがって、さらに広い視野で物事を見始めるようになるのは、当然だと思われる。したがって僕はムーアの取材のやり方については、ごく自然な成り行きだと思った。
見た目が怖いマリリン・マンソンが経済学者みたいなことを言っていて、そこが一番びっくりした。
要点は、メディアがアメリカ人の恐怖を煽っている、怖がる人が銃を手放さないのだ、ということですね。
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原題:ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST
(1975年 アメリカ)
監督:ミロス・フォアマン Milos Forman
製作:ソウル・ゼインツ Saul Zaentz
マイケル・ダグラス Michael Douglas
原作:ケン・キージー Ken Kesey
脚本:ローレンス・ホーベン Laurence Hauben
ボー・ゴールドマン Bo Goldman
撮影:ハスケル・ウェクスラー Haskell Wexler
ビル・バトラー Bill Butler
音楽:ジャック・ニッチェ Jack Nitzsche
出演:ジャック・ニコルソン Jack Nicholson
ルイーズ・フレッチャー Louise Fletcher
マイケル・ベリーマン Michael Berryman
ブラッド・ドゥーリフ Brad Dourif
ウィル・サンプソン Will Sampson
クリストファー・ロイド Christopher Lloyd
ダニー・デヴィート Danny DeVito
ポール・ベネディクト Paul Benedict
スキャットマン・クローザース Scatman Crothers
ネイサン・ジョージ Nathan George
時間:129分
オレゴン州の精神病院に、型破りな人間ランドルが送られてきた。仮病を使って刑務所を抜けだしたのだ。ランドルはなにかにつけて規律を乱し、ラチェッド婦長ら病院側と対立する。そしてついにランドルは患者を扇動した。
★★★★☆(9点)
これはいい映画ですね。感動しました。
分かりやすくて面白い映画なので、誰にでもお薦めできます。
精神病院内の話なのですが、社会の規律が嫌になった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。その思いを反抗的行動に移すかどうかは別としても。そういう意味で、多くの人が共感できるのも分かります。
ただこの作品の場合は、一般的な社会規律ではなくて、人間としての尊厳を損なうほどの精神病院の処遇を批判しているわけです。心の病を持っているとしても人間なのですからね。
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原題:A BOUT DE SOUFFLE BREATHLESS
(1959年 フランス)
監督:ジャン=リュック・ゴダール Jean-Luc Godard
監修:クロード・シャブロル Claude Chabrol
製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール Georges de Beauregard
原案:フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut
脚本:ジャン=リュック・ゴダール Jean-Luc Godard
台詞:ジャン=リュック・ゴダール Jean-Luc Godard
撮影:ラウール・クタール Raoul Coutard
音楽:マルシャル・ソラル Martial Solal
出演:ジャン=ポール・ベルモンド Jean-Paul Belmondo
ジーン・セバーグ Jean Seberg
ダニエル・ブーランジェ Daniel Boulanger
ジャン=ピエール・メルヴィル Jean-Pierre Melville
ジャン=リュック・ゴダール Jean-Luc Godard
時間:95分
ジャン・リュック・ゴダール監督の長編デビュー作にして映画史上に輝く革命的傑作。警官殺しの小悪党(ジャン・ポール・ベルモンド)が、パリにやってきた米国娘(ジーン・セバーグ)に惚れるが裏切られ、路上で警察に射殺される。要約すればこれだけの話を、イタリアン・ネオレアリズモにならって撮影所ではなく、部屋や街路で昼夜かまわずルポルタージュのごとく、手持ちカメラで2人の軌跡を活写。その即興的演出、ジャンプ・カット中心の編集は追随者を次々と生んだ。
★★★★(8点)
ゴダールは分かりにくいとよく言われますが、この作品を見た限りでは、むしろ分かりやすいと思いました。ストーリーとか単純ですし。
この作品の魅力は、やはりミシェルのキャラでしょうね。帽子をかぶって、咥えタバコで、サングラスして歩いているだけで、かっこいいのです。
台詞もいいですね。哲学的というより、文学的な感じが僕はしました。文学的に捉えれば、そう難しい台詞はないです。「傷心は妥協だ」「ミシェルを愛しているか試すために、裏切った」――彼らが深刻にならずに、こういう台詞をポロリと出す。ミシェルはいわゆる「バカ」だとしても、とても頭のいい「バカ」なのですね。僕はバカな「秀才」より、頭のいい「バカ」になりたいです。
絵的に美しいシーンがたくさんあるので、感覚的に観るべき映画でしょう。
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December 09, 2005
★★☆(5点)
ひとつひとつのエピソードをもっと掘り下げてほしかった。
「いい話」とは思ったが、僕の心を揺さぶるほどではなかった。
5千ドルが渡っていくというアイデアは良かったと思う。
最後のエピソードは、ポール・ベンジャミンの話もデマばかりだったということだよね。
6点以上でないと、情報を書かないことにします。
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★★☆(5点)
長かった……。
感想はそれくらい。高校のとき見た『若者のすべて』『地獄に堕ちた勇者ども』はけっこう面白かった記憶があるのだが……。
ストーリーはおそらく底が深いものなのでしょうが、単純ですよね。要らなそうなシーンやセリフとかもあるし。僕が観たのは、英語吹き替え短縮版なのですが、それでも冗長に感じました。
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December 07, 2005
原題:L' ANNEE DERNIERE A MARIENBAD
(1960年 イタリア、フランス)
監督:アラン・レネ Alain Resnais
製作:ピエール・クーロー
レイモン・フロマン
脚本:アラン・ロブ=グリエ Alain Robbe-Grillet
撮影:サッシャ・ヴィエルニ Sacha Vierny
音楽:フランシス・セイリグ
出演:デルフィーヌ・セイリグ Delphine Seyrig
ジョルジュ・アルベルタッツィ
サッシャ・ピトエフ Sacha Pitoeff
時間:94分
バロック調の豪華城館に、ひとりの男が迷い込む。城内では社交界のゲストが集うパーティーが催されており、男はそこでひとりの女を見つける。「去年マリエンバートで僕たちは出会った」と女に声をかける男だが、女にその記憶はない。だが男に迫られるうち、女は過去と現在の境を見失い、その記憶は曖昧なものになっていく…。
★★★★(8点)
アラン・ロブ=グリエは作家としてちょー有名ですね。読んだことありませんが(滝汗)。
これはなかなか独特の映画で、とても良かったです。ぶっちゃけ男が女に「思い出してくれ」と囁きつづけるというだけの話なのですが、それで一時間半見せてしまう。
観終わってからも、様々な解釈の余地が残されている。本当に去年そういう約束を彼らがしたのかもしれないし、めちゃくちゃ手の込んだナンパの方法なのかもしれないし、男の頭がおかしいのかもしれない。もしくは男か女かどちらか(両方?)が死んでいて、幽霊になって現われたのかもしれない。
(僕は手の込んだナンパ説を採ります)
カメラが写しているのが、現実なのか記憶のシーンなのか、今なのか去年なのか、それを混乱させるのも、製作者側のたくらみだと思います。
催眠術っぽい映画です。
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 | 欲望 ヴァネッサ・レッドグレーヴ ミケランジェロ・アントニオーニ デビッド・ヘミングス
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原題:BLOWUP
製作:1966年 イタリア、イギリス
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ Michelangelo Antonioni
出演:デヴィッド・ヘミングス David Hemmings
ヴァネッサ・レッドグレーヴ Vanessa Redgrave
サラ・マイルズ Sarah Miles
ジェーン・バーキン Jane Birkin
時間:111分
真昼の公園でカップルを盗み撮りした売れっ子カメラマンのトーマス(デヴィッド・ヘミングス)。そのことに気づいたカップルの女性(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)は、彼にネガを出せと迫る。しかし、彼女に別のネガを渡したトーマスが本物を現像してみると、そこに映されていたものは…。
★★★☆(7点)
サスペンス的な展開を見せますが、謎は解決されません。哲学的な映画という感じがしました。
「見えるもの・見えないもの」をキーワードにして鑑賞すると、いろいろと分かってきます。
トーマスは写真家で、目に見えるものを撮ります。トーマスはモデルたちに目をつぶらせて待機させます。トーマスの友人の画家が描いていたのは、「だんだん人の姿に見えてくる」抽象画でした。トーマスが骨董屋で買ったのは、何の価値もなさそうだが彼には美しく見えるプロペラでした。骨董屋の店長は、まだ行ったことのない国の夢を見ています。トーマスはある女性に、「見た目の美しさには飽きた。内面だ」と言います。ライブハウスの客たちに価値があった折れたギターのネックも、通行人にはゴミにしか見えない。ドラッグパーティに参加している人々には、幻想が見えているでしょう。そして最後は、パントマイムです。この映画を観る人にも、存在しないテニスボールが見えてくると思います。
ミステリ的な要素にしても、それと同じ観点で見ていかなければならない。僕は実際に事件がなかったとは思いません。重要なのは、それまで見えなかったことが、写真を詳細に分析していくことで、見えたことだと思います。そして死体がなくなったことで、事件があったことが幻想に過ぎないのではないかと疑われるようになったことだと思います。
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December 05, 2005
原題:UN CHIEN ANDALOU
製作:1928年 フランス
監督:ルイス・ブニュエル
出演:ピエール・バチェフ Pierre Batcheff
シモーヌ・マルイユ
ハイメ・ミラビエス
サルヴァドール・ダリ Salvador Dali
ルイス・ブニュエル Luis Bunuel
時間:17分
シュールレアリズムの巨匠・ダリが脚本・出演をこなし、『ビリディアナ』のルイス・ブニュエルと組んだ異色作。ダリの自由奔放な感性とブニュエルの技術とが融合し、断片的に積み重ねられた映像で綴られたアート作品。
★★★★(8点)
とても怖かったです。邦画『リング』のビデオテープの映像を思い出しました。わけが分からないが異常に怖いという、あんな感じの映像です。
時間も短く、意味不明なのですが、強烈な印象を残す作品ですね。音楽も良かったです。一見の価値あり。
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December 03, 2005
製作:1942年 アメリカ
監督:エルンスト・ルビッチ
出演: キャロル・ロンバード Carole Lombard
ジャック・ベニー Jack Benny
ロバート・スタック Robert Stack
ライオネル・アトウィル Lionel Atwill
フェリックス・ブレサート Felix Bressart
シグ・ルーマン Sig Ruman
トム・デューガン Tom Dugan
ヘルムート・ダンティーネ Helmut Dantine
スタンリー・リッジス Stanley Ridges
時間:99分
第二次世界大戦直前のワルシャワ。「ハムレット」上演中の劇団トゥルー一座の看板女優マリアは、ポーランド空軍のソピンスキー中尉との密会を楽しんでいた。やがてワルシャワはドイツ軍に占領されるが、ポーランド人たちは地下組織で、ナチの暴虐への抵抗を続けていた。ある日ソビンスキー中尉は、シレツキー教授がナチのスパイであることを知る。トゥルー一座はナチの扮装でシレツキー教授を迎え、ヒトラーのポーランド訪問を利用して、ポーランドからの脱出を企てる。
★★★★★(10点)
できすぎているくらい良くできたコメディです。終始にやにやしながら見ました。
とても楽しく観終わったあとで、ああ反戦反ナチス映画だったんだなあとハッと気づかされる。笑いそのものが戦争に対するアンチテーゼなのですね。
決して小難しい映画ではなく、本当に面白くておかしい映画です。古めかしいところはほとんどありません。激オススメ。
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製作:1960年 フランス
監督:ルイ・マル
出演:カトリーヌ・ドモンジョ
フィリップ・ノワレ Philippe Noiret
カルラ・マルリエ
ユベール・デシャン Hubert Deschamps
ヴィットリオ・カプリオーリ Vittorio Caprioli
時間:93分
10歳の田舎娘サジが、都会パリにやってきた。ザジの願いは地下鉄に乗ること。しかし、あいにく地下鉄はストの真っ最中だった。
★★★★☆(9点)
ザジかあいい。
ドタバタで楽しいです。おっと思わせる斬新な演出がたくさんあります。
最後の乱闘はちょっとやりすぎでひいてしまいました。
『死刑台のエレベーター』よりずっと面白かった。あと『鬼火』を観たい。
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December 01, 2005
★★☆(5点)
前半は良かったのに後半がまるでダメ。どんどんつまらなくなっていく。
ミステリネタについてはミステリを甘く見ているとしか思えない。下手な小細工を入れないで、最後まで「ファイトクラブ」一本で押し通してくれたら面白かったのに!
いろいろと辻褄が合わない箇所が多すぎる。ラストにはとても腹が立った。銃で撃ったのになんで普通に喋れるんだよ! 暴力を描くなら、怪我をしろ! 僕はこういうご都合主義がいちばん嫌い! ビルが崩れるシーンはハッピーエンドのつもりなのだろうか。
前半傑作、というか後半駄作過ぎ。前半の映像実験はどうした? 後半明らかにテンションが下がったとしか思えない。
情報書く気もしない。
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製作:1981年 フランス
監督:パトリス・ルコント
出演:ミシェル・ブラン、サンドリーヌ・ボネール、リュック・テュイリエ、アンドレ・ウィルム
孤独で無口な仕立て屋のイールは、向かいの部屋に住む魅力的なアリスの姿を1人のぞき見ながら、彼女への想いを募らせてゆく。アリスは彼を利用すべく徐々に彼を誘惑。彼女の裏切りを感じながらも、彼が貫いた愛の結末は…。
★★★★★(10点)
芸術的な映画です。単に映像が美しいというだけでなく、文学的な深みがあります。
イールとアリスの心理的な駆け引きがあり、観客はそれを見ることになります。ただし心は直接見えないので、観客も心で見ていかなきゃならない。そうやって見ていくと、いくつかの驚きがあり、やがて彼らの心理的な駆け引きがどういうものであったかがわかるようになります。それがわかって、振り返ってみると、いろいろなことがもっと深く見えてくる。観客が、ちゃんと理解できるのは、手紙を読んだ刑事と同じく、すべてが終わったあとなのですね。
そういうわけで、僕はこの映画を、文学よりも文学的で、ミステリ小説よりもミステリ的だと思いました。この作品の本当の謎(ミステリ)は、殺人ではなく、人の心ですね。
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製作:2001年 アメリカ
監督:ビル・パクストン
出演:マシュー・マコノヒー、ビル・パクストン、パワーズ・ブース
嵐の夜、FBI捜査官ドイルの前に現れたフェントンと名乗る一人の男。“神の手”というメッセージを現場に残す連続バラバラ殺人を追っていたドイルに、フェントンは事件の真相を打ち明け始める。自分の弟が犯人であり、既に自殺しているというフェントンの言葉を訝るドイルだが、自殺現場である弟の家へ向う途上、フェントンの口から語られたのは、遠い過去に始まる忌まわしい狂気の物語。
★★★☆(7点)
びっくりしました。
仕掛けと緊密に結びついたプロット。観終わって、非常に頭のいい作品だと思いました。感心することしきりです。
どんでん返し系映画の隠れた傑作。あなたもきっと騙される!
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November 24, 2005
製作年:1931年
製作国:ドイツ
監督:フリッツ・ラング
出演:ピーター・ローレ、オットー・ベルニッケ
★★★(6点)
実際にドイツで起きた連続殺人‘デュッセルドルフの吸血鬼’を基にした、フリッツ・ラング監督初のトーキー作品。理屈では説明できない人間の殺人衝動の恐怖を描く。
幼女連続殺人犯とそれを追う警察、犯罪者たちを描いた作品。
昔の映画なのでかったるい部分はある。しかし盛り上げるところではきちんと盛り上げてくれる。
「私刑法廷」のシーンは、迫力がある。抑えきれない衝動を告白する犯人の悲痛な叫びと、彼を糾弾する民衆の怒号。ここがいちばんの見所だと思う。
ミステリ要素には期待しないほうがいい。
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November 22, 2005
製作年 : 1985年
製作国 : アメリカ
監督:リチャード・マーカンド
出演:グレン・クロース、ジェフ・ブリッジス、ピーター・コヨーテ、 ロバート・ロギア、ジョン・デナー
富豪の孫娘が惨殺され、その莫大な遺産を手にする夫ジャックに容疑がかかり、彼は敏腕女弁護士テディを雇い裁判に臨む。テディは、ジャックに疑惑を抱きつつも、やがて心ひかれて…。法廷ドラマにラブロマンスの要素を巧みに盛り込んだ心理劇。
★★
4点
今回から、映画の情報すこしと、個人的面白かった度を書いておきます。
面白かった度は、10点満点(★が2点、☆が1点)で5点が普通、それ以下だとつまらない、それ以上だと面白い、ですね。僕の中に確固たる採点基準があるわけではなく、フィーリングで点数を決めます。これはまあ6点くらいかな、という感じで決めます。
あくまで個人的面白かった度なので、あなたが観てどう思われるかは分かりません。
監督が悪いのか、盛り上がりに欠ける。特に前半は退屈で退屈で仕方がなかった。法廷ものはただでさえ地味なのだから、法廷シーンではもっと声を張り上げたほうがいい。大げさなくらいの演出でちょうどいいと思う。
どんでん返しの仕方も下手だと感じた。どんでん返しはもっとドドンとやらないと。裁判が終わったあとが長すぎて、ラストのショックを緩めてしまっている。
全体的に何か安っぽい感じがする。
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November 19, 2005
を観た。
若く美しい妻マーゴ(グレース・ケリー)の不倫を知った夫のトニー(レイ・ミランド)は彼女を殺害しようと企む。トニーがマーゴの不倫相手マーク(ロバート・カミングス)とパーティに出かけ、その間に悪党レズゲートに妻を殺させようとする。
ヒッチコックの作品は、『サイコ』『めまい』『ロープ』『裏窓』『鳥』を観ている。実を言うとヒッチコックはあまり好きではない。
ヒッチコックは計算しつくして画を撮っていると思う。静的で、技術が勝っている感じがする……余剰(アマリ)がないという感じがする。あの時代のアメリカ俳優の演技の仕方が嫌いなのかもしれない。「洒落た紳士淑女」みたいな。
もちろん動的な部分もある。たとえばこの映画の殺人のシーン。しかしこのシーンも計算づくで撮ってある。それがわかる。そういうところがヒッチコックの偉大なところであり、僕がうむむとなるところなのだろう。「上品」といったらいいかな。
といっても僕は映画のことは何にも知らないから、墓穴を掘らないよう、これ以上余計なことは言わないことにする。映画を鑑賞する目ができて、きちんと見直したら、ヒッチコックも好きになるかもしれない。
とそういう部分で、感性的に僕と会わない部分はあったが、この作品もなかなかおもしろかった。
ミステリ用語で言えば、一種の倒叙ものといえるが、ひねりがきいていておもしろい。決め手となるものも、盲点をついていてよかった。ミステリ的には一級品だと思う。
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を観た。
21世紀初頭、人類は細菌によって絶滅の危機に瀕していた。科学者たちは細菌の流布に「12モンキーズ」が関わっていると突き止め、囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)を細菌が蔓延しはじめた1996年に送り込む。細菌をまいたのは果たして誰なのか…。
現在と過去を行き来するタイムスリップものなのだが、どうしてもよくわからない箇所がある。
コールが過去へ行き、そこで現実に微妙な変化をもたらす。それが現在に影響する。しかしコールが過去へタイムスリップする前に、その変化がすでに現在においてあるというのはどういうことなのだろう?
現在においてコールが過去に行くか行かないかは決定されていないはず。それなのに、すでにコールが過去に行ったかのように現在がなっているのはおかしい気がする。
この矛盾を解決するには、時間を越えて、すべての出来事が決定されている、と考えなければならないと思う。つまり過去、現在、未来、すべての時間の出来事が、決定されている。たぶんそういう設定でこの話は作られているのだと思う。
ブラッド・ピットがおもしろい演技をしています。
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November 18, 2005
を観た。
シカゴの大司教が、78カ所の傷を負って殺害された猟奇事件で、敏腕弁護士のマーティン・ベイルは、名声を得たいがために、その容疑者である19歳の少年アーロンの弁護を無償で引き受け、元恋人のジャネット検事と対決することになる。しかし、大司教を敬愛し、殺害時の記憶を失っているアーロンの、その記憶の糸をたぐり寄せていったとき、そこには恐るべき真実が…。
うん、面白い。
こういうのリーガル・サスペンスって言うんでしょうか。
ホーソーンの『緋文字』からの印象的な引用もよいです。落ちは読めるかもしれませんが、やっぱりショックを受けます。なかなか良くできた作品だと思います。お薦め。
僕の映画の感想ダメダメだな。
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November 15, 2005
を観た。
いちど観た映画は案外覚えているものだなと思った。それでも十分面白かった。やっぱり名作だと思う。
これが「醜男が裏町で夜中に殺す」話だったらつまらない。輝く太陽の下、アラン・ドロン演ずる美貌の青年が、ヨットの上で殺すから美しい。明るい情景の中で、観客が彼の胸中をめぐる暗い思惑をひしひしと感じるから面白い。
これも面白かった。初見。
ビジュアル的に楽しいと感じた。アニメは実写と違う眼の楽しませ方ができるから面白い。僕はこれまであんまりアニメ観てこなかったのだが、これから見ていこうと思う。
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November 04, 2005
「水野晴郎のDVDで観る世界名作映画」というシリーズで500円だったので買いました。んで観ましたが、たいへん面白かったです。
ハロウィン。新婚のモーティマーがふたりの叔母さんの家へ帰ると、なんと隠してある死体を発見してしまう。問いただすと、叔母さんたちは孤独な老人に毒入りワインを飲ませて、天国に送るという「慈善事業」を12回も行ってきたらしい。いかれているらしく、罪の意識はまったくない。……
いろんなことが起きるので、あらすじを書くと面白さが半減するかもしれない。ホラーではなく、コメディーです。お約束っぽいギャグもありますがそれもまたよしです。ウィットに富んだ素敵なコメディーでした。
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October 29, 2005
を観た。
う~ん。あんまり面白くなかった。
名作らしいのですが……。
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October 26, 2005
を観た。
1988年、平凡なサラリーマン、オ・デス(チェ・ミンシク)は何者かに誘拐、監禁され、何と15年もの歳月を経て突然解放された。なぜこのような仕打ちを受けたのか真相を突き止め復讐すべく、すぐさま彼は行動に移すのだが…。
これはほんと素晴らしかった。いくら褒めても言葉が足りないくらい。もう泣きそうになった。
あのシーンでは、「全身総毛立つ」という感じでした、ええ。「うわあ、そういうことかよ!」みたいな。
原作にストーリーの面白さを負っているのかもしれませんが、少なくともこの映画単体は大傑作と言えると思いますね。いや、ほんとに面白いです。
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October 25, 2005
を観た。
立方体の部屋へ閉じ込められた職業も性格も違う6人の男女が、死と隣り合わせの脱出劇を繰り広げるビンチェンゾ・ナタリ監督、脚本による大ヒットサスペンス。
死を目前にして、6人の個性が際立ってくる。ある人物の変貌ぶりがすごかった。
おおもとの設定がよくわからない。それを気にしさえしなければ、面白い。
数学っぽい謎解きがあるで、数学畑の人にお薦め。
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October 22, 2005
を観た。
……過激な映画だった。
暴力とセックスに溢れていた。ダークサイド・オブ・ジュナ丸が目覚めそうな予感がする(というのは嘘)。
変わった映画なので、見ごたえはありますね。
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October 19, 2005
を観た。
すんごい面白かった。クリスチアナ・ブランド張りにフーダニットしている。
古典パズラーが好きな人に超お勧め。今まで観たミステリ映画の中で、マイベストワンかも。
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October 15, 2005
を観た。
いや~怖かった。
うがった見方をしたので、真犯人には、それほど衝撃を受けなかった。
「なくなった絵」の伏線はうまいと思う。確認してみたら、アレがちゃんと映っていた(VHS版)。
ミステリ的にはもっと捻って欲しいのだけれど、まぁ、面白い作品ですね。
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October 14, 2005
を観た。
登場人物ふたりだけで、これだけ面白くするのはすごいな。2時間以上あるのだが、飽きずに最後まで楽しめた。
この前見た『デストラップ』はこの作品に影響を受けているのではないかと思った。
中盤のどんでん返しは、非常に技巧的で、面白かった。
なぜDVD化されていないんだろう?
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October 12, 2005
を観た。
「自縛の紐」……★★★★ 普通に面白い。
「祝砲の挽歌」……★★★☆ 盛り上がりに欠ける。悪くはない。
「ロンドンの傘」……★★ つまらない。ユーモアが失敗している。コロンボの罠もこすっからい。
「偶像のレクイエム」……★★★★☆ 非常にトリッキーな作品。「コロンボ」をサスペンスとしてではなく、本格ミステリとして観ている人間には、面白く感じられるはず。しかし罠タイプで、その罠が大したものではない。そこがちょっと残念。
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October 06, 2005
を観た。
最近更新が不定期ですが、だらだら続けていきます。
落ちが分かりやすくていい。「コロンボ」は落ちから逆算されて作られていることが多いようだ。たいていミステリはそういう作り方をするかもしれないが。落ちが分かってみると、「これがやりたかったから、こういう設定だったのね」とよく分かる。逆算してみるのも面白い。
いつも思うんだけど、コロンボの邦題はセンスがいい。「逆転の構図」とかミステリ用語にしたいくらい。
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June 03, 2005
を観た。
「死者のメッセージ」……ダイイング・メッセージの不自然さをカバーしたアイデアは面白い。マッチ棒で書けなかったのか?と釈然としないものが残るが。でも書く必要はなかったということか。ラストのアビゲールのせりふが胸を打つ。
「殺人処方箋」……第一作。コロンボがらしくない。キャラがまだ確立していない。1、レインコートはよれよれでなく、ほとんど着ない。2、髪型がすっきりしている。3、胸を張っていかにもやり手である。4、容疑者の共犯に対して脅して自供させようとする。上の4点がらしくなく、特に最後のは、見ていてあまり気持ちのよいものではなかった。コロンボはもっと理知的かつ紳士的に犯人を追い詰めてほしい。しかしラストはお見事。そうくるのか~。これでぐっと評価が上がった。
コロンボの最後の「決め手」は、大きく分けて「罠タイプ」とそれ以外に分けられる。犯人を引っ掛ける「罠」も単純なものから、用意周到なものまでいろいろある。この「罠」の面白さは「刑事コロンボ」以外の倒叙ものではなかなか味わえないのではないか。特にコロンボが深謀遠慮で罠を仕込んでいたと知ったときの驚きは「刑事コロンボ」ならではだと思う。
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May 30, 2005
を観た。
中盤のどんでん返しには驚いた。その後も一筋縄ではいかない展開を見せてくれる。どことなくユーモラスで、笑っているとウワッと驚かされる感じだ。いくつかのシーンで心臓が飛び出しそうになった。
脚本はアイラ・レヴィン。レヴィンってこういうのを書く人なのか~。意外。
ある意味映画よりも舞台で見たほうがいろいろ面白いと思う。舞台でも一度観てみたい。しかし映画は映画で迫力ある映像を見せてくれる。
おすすめです。
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May 27, 2005
コロンボの感想。「読書感想」ではないがめんどくさいのでここに。
「構想の死角」……決め手がよくわからなかった。初期の作品なので、ミステリとしてはやや未熟な部分があるかなあ。でも犯人が使うトリックはうまい。
「別れのワイン」……間然とするところのない傑作。コロンボには安っぽい部分や、いま見ると古臭い部分がある。(それも僕にとっては魅力だ。)この作品には安っぽい部分はほとんどなく、むしろ年期を経たワインのような渋みがある。ミステリとしてもドラマとしても完成度が高い。
「二枚のドガの絵」……なるほど~。完全犯罪が成立しようとする間際になってコロンボの罠が炸裂する。してやられた犯人の引き攣った表情がまた何とも言えないのだ。
コロンボの旧シリーズは全部で45話ある。いまのところ28話観た。諸事情あって順番には観ていない。
今まで観たなかでの僕のお勧めは、「二つの顔」「別れのワイン」「権力の墓穴」「逆転の構図」「ビデオテープの証言」。僕はロジック好きの本格原理主義者なので、僕と好みが似ている方にはお勧めです。
残り17話。新シリーズも観たいのでDVD出してほしいなあ。
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