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November 02, 2005

風邪ひいた。

観た映画の感想。手短に。
「ユージュアルサスペクツ」……やや捻りが足りないなあ。途中で分かっちゃったよ。
「名探偵登場」……ミステリとしてはダメダメ。笑える部分はあったが、あまり好きではないなあ。ピーター・フォークとトルーマン・カポーティーが出ています。

本の感想。
依衣貴裕『歳時記』……仕掛けは非常に面白いのだけれど、トリックやロジックのために不自然な部分ができているように思った。たとえば、第一の事件では、なぜ犯人は使いにくいマジックの小道具のロープで絞殺したか、ということが問題になる。これはロジックのために必要な謎なのだけれど、絵解きのあとでも犯人の行動が不自然なことに変わりはない。あえて絞殺にする必要はないからだ。そんな感じです。
法月綸太郎編『本格ミステリ・アンソロジー』……どれも面白かった。特に良かったのは、「動機」と「ひとりじゃ死ねない」。「死とコンパス」は言うまでもなく。

ミステリには二重性が顕著で、そのひとつに、舞台裏と観客側がある。観客側で整合性が取れているのはもちろん重要だが、舞台裏にも論理的一貫性、犯罪の自然さ、人間心理の合理性がなければならないと思う。

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