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September 06, 2005

麻耶雄嵩『神様ゲーム』

4062705761神様ゲーム
麻耶 雄嵩

講談社 2005-07-07
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神様ゲーム
神様ゲーム
posted with 簡単リンクくん at 2005. 9. 6
麻耶/雄嵩??著
講談社 (2005.7)
通常24時間以内に発送します。

を読んだ。
面白かった……ただ、もう少し、何かが物足りない気がしないでもない。ミステリ的な仕掛けのインパクトがやや弱いかな。物語的には、神様が登場したり、いろいろあったりで、インパクト十分なのだけれど。
ネタバレで語ります。完全ネタバレです。
(以下ネタバレ)最後は真相をはっきりと提示しない曖昧な終わり方をする。ネタバレ掲示板を見て、自分の考えをまとめてみた。
まず、ろうそくの炎が奇妙な飛び方をしたことから、それが事故などではなく、神様の天誅であることは間違いない。だから、鈴木は神様で、共犯者は「ぼく」の母親。「ぼく」の母親はどこに隠れていたか。物置には足跡がなかったから駄目。「ぼく」の母親は体が小さかったという表現があるので、おそらくたらいの中だ。
しかしそう考えるとなぜ物置に隠れなかったのかが分からない。物置に隠れるほうが安全だし、自然だと思うのだけれど……。
それに子供がやっと隠れられるたらいに「ぼく」の母親が隠れられるというのも釈然としない。それならば、もう少し明確な表現で具体的にどれくらい体が小さいか書いてよ、と思う。
(ここまで)
ジュヴナイルとしては文句なしに失格、ミステリとしてはまあ満足できる程度、エンタメ小説としてはダークな魅力があってかなりいい。
というわけでそれなりに満足できました。

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