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August 05, 2005

ミステリの形式化をめぐって

興味深い論文たち。

高柳太一「探偵小説の理論―形式化とデータベース―」

MAQ「MDS自殺遺伝子からPMDSへ(ノーカット無修正版)ゲーデルをめぐる一妄説」

「「後期クイーン的問題」レクチャー」


ミステリにおける推理を公理系として捉える。

手がかり   手がかり   一般常識   ルール(「右利きの人は右手を使う」など)
  ↓       ↓        ↓      ↓
 定理          定理
  ↓           ↓            ↓
       定理
        ↓                  ↓
                 真相


偽の手がかり問題と関連して、
「フレーム問題」

偽の推理のために配置された偽の手がかりは、メンバー(手がかり)がクラス(推理)に言及しているということ。ここでパラドクスが起きる。
手がかりはそれ自身では真か偽か判断できない。
僕は以前、「別の手がかりで真偽は判定可能だ。だからパラドクスは解消される」と考えていた。だが、手がかりが別の手がかりによって否定されるということは、お互いに矛盾しあうということに過ぎない。手がかりAを真としてとるか、手がかりBを真としてとるか、どちらも偽とするか、決定不可能だ。

手がかりを偽装しえたか、そのチャンスが問題になる。

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