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July 21, 2005

林泰広『The unseen 見えない精霊』

4334074669The unseen見えない精霊
林 泰広

光文社 2002-04
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The unseen見えない精霊
林 泰広
光文社 (2002.4)
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を読んだ。
不可能犯罪で大事なのは、マジックで言うところの「あらため」だ、と山口雅也氏が書いていたが、この作品は9割くらい「あらため」に費やされている。この「あらため」が非常にまわりくどい説明で、読んでいて余計混乱してしまう。もう少しスマートに不可能性を説明してほしかったなあと思った(「読者への質問状」ではシンプルに説明してある)。そうやって、ロジックをこねくり回すのがこの作品の魅力なのかもしれないけれど。
トリックは分かった。これしかないだろう、というものだったので。
飛行船のシステムが人工的なのが気になった。たとえば、30秒しか明かりがつかないとか、一方からしか開けられないドアとか、そんなもの本当にあるのかなあ、という気がした。村人たちが嘘を見抜ける、というのは、設定としてなかなかおもしろいと思う。
活字で表現されたマジックショーというべき作品。マジックが好きな人、不可能犯罪が好きな人は楽しめるのではないか。

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