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April 30, 2005

密室→アリバイ(其の二)または「アリバイ講義」

続きです。
alibi

『キマイラ…』に載っている図を真似して描きました。
縦軸は時間軸、横軸は空間軸です。被害者が時刻Oに地点Oで殺されたとして、それを原点Oとします。時間は下のほうに流れているとします。
変な図形みたいなのが「時間の壁」です。
Dがある時刻ある場所にいたということを黒い大きな点で表しています。この場合、Dにはアリバイが成立します。DとOを直線で結んで、「充分に間に合う」ということはできません。その場合は、「限界速度」を超えた、ということになってしまいます。時間の壁を表す線の傾きより緩やかな傾きで移動できないということが限界速度なのですから。
なので、DがO地点に到達するのは早く見積もっても、時間の壁を表す線と平行な、Dから延びた直線が時間軸と交わる点になります。つまり犯行時刻に間に合わないわけです。
それでもDが犯人とするならば、何らかのアリバイトリックが使われていることになります。
で、昨日やった分類ですが、あれは相応しくないことがわかりました。人間には間違いがつきものです。上の図と考え合わせると、もっと適切な分類法が出てきます。
(1)アリバイは本物だった。
(2)アリバイはにせものだった。
Dが本当に黒い点のところにいたら、「本物」。Dが黒い点にいたということが嘘だったら、「にせもの」と表現しています。以下のものは完全に我流の「アリバイ講義」ではないかと思います(『キマイラ…』に着眼点を負っていますが)。細かく見ていきます。
(1)の場合は、Dがある時ある場所にいたということが事実なのですから、時間の壁そのものが間違っていたことになります。

中途半端ですが、少し疲れましたので、続きはまた。

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