« ロマンチシズム | Main | bk1 »

April 17, 2005

鮎川哲也『ヴィーナスの心臓』

c_B0280500043_tl
を読んだ。
収録作品は、「達也が嗤う」「ファラオの壷」「ヴィーナスの心臓」「実験室の悲劇」「薔薇荘殺人事件」「山荘の死」「悪魔はここに」。
このうち「達也が嗤う」は『下り“はつかり”』で、「薔薇荘殺人事件」「悪魔はここに」は『五つの時計』で読んでいた。
面白いのが、問題篇と解答篇がわかれているところ。それぞれの解答篇はまとめて巻末にある。推理クイズの本か学習参考書みたいだ。
僕は推理力がないのでほとんど当たらなかった。
どれも読者へ挑戦するタイプの本格ミステリで、読者がきちんと推理すれば真相を導けるようになっている。中には短くて推理クイズのようなものもあるが、「達也が嗤う」などの傑作も、こうした推理クイズの延長線上にあるもののような気がする。そういう意味で、どの作品も楽しめた。
こういう短編集はいいな。僕も書いてみたい。
(ちなみに僕が読んだのは上のリンク先の電子書籍ではなく、古本屋で買ったものだ。)

|

« ロマンチシズム | Main | bk1 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 鮎川哲也『ヴィーナスの心臓』:

« ロマンチシズム | Main | bk1 »